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メダカの室内飼育にろ過フィルターは必要か?

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メダカでの飼育でろ過フィルターを使うべきでしょうか?

室内飼育の初心者であれば、ろ過フィルターを使った方がよいというのが結論です。水槽の管理に慣れていないため、水質のトラブルを起こしやすいからです。

水質にトラブルが起こると、メダカの病気の原因になります。しかし、必ずろ過フィルターを使わなければいけないわけではありません。

この記事では、ろ過フィルターを使ったとき、使わないとき(止水飼育)のメリット・デメリットを解説しています。

メーちゃん

自分の飼育スタイルをしっかり決めて、メダカ飼育を楽しもう!

ろ過フィルター設置のメリットとデメリット

メリット
デメリット
  • よい水質を保ちやすい
  • 酸素の供給率がよい
  • 好気性バクテリアの棲みかになる
  • フィルター交換の費用がかかる
  • ポンプの音が気になる
  • 水流がメダカの負担になる

許容範囲であれば、初心者にはデメリットよりメリットの方が大きいです。

ろ過フィルターのメリット

ジェックススリムフィルター使用

「そもそも、ろ過フィルターって何のために使うの?」の答えがメリットの部分になります。

  • よい水質を保ちやすい
  • 酸素の供給率がよい
  • 好気性バクテリアの棲みかになる

よい水質を保ちやすい

メダカに最適な水量は1匹につき1Lです。

ろ過フィルターは飼育水の水質を維持しやすいので、水質管理しやすいのは魅力的です。特に小さめの水槽だと水質が悪化しやすいので、常にろ過してくれるのは助かります。

ろ過フィルターを使用していても飼育水の水換えは必要です。1~2週間に一度、飼育水の4分の1程度を新しい水と入れ替えます。

≫ 水換えの方法(内リンク)

酸素の供給

酸素が不足するとメダカやバクテリアの生育に影響します。

特に夏場に水温が高くなると酸欠になりがちです。ろ過フィルターで水を循環させ酸素を供給することで、酸欠を防せげます

好気性バクテリアの棲みかになる

■飼育水の硝化解説の図解(準備中)

好気性バクテリアはメダカが棲みやすい水質を保つのに活躍します。

好気性バクテリアとは酸素を好むバクテリア(硝化バクテリア)で、飼育水の亜硝酸やアンモニアといった、メダカに有害なものを分解してくれる善玉のバクテリアです。

バクテリアがろ過フィルターに棲みつき、そこを飼育水が通過することで飼育水をよい状態に保ってくれます。

メーちゃん

もちろん、バクテリアは水槽内にもいるので、ろ過フィルターで酸素を供給できるのは「棲みやすい環境を作る」という点でも大きなメリットです。

ろ過フィルターのデメリット

  • フィルター交換の費用がかかる
  • ポンプの騒音が気になる
  • 水流がメダカの負担になる

フィルターの交換費用がかかる

■汚れたフィルター画像(準備中)

ろ過フィルターは定期的にフィルターを交換する必要があります。交換しないとろ過能力が低下し、飼育水に悪影響を与えてしまうからです。

とはいえ、1カ月に数百円程度なので、犬や猫を飼うほど高額というものではありません。

しかし、フィルターの交換ごとに本体の掃除も必要なため、手間がかかります。

ポンプの騒音が気になる

ポンプによるブーンという人工的な音が騒音となり、人によってはストレスになる可能性があります。私もポンプの音が気になるタイプです。

ポンプの音は、水槽の中にも外にも響きます

投げ込み式フィルターの場合は、エアーポンプとろ過フィルターをつなぐエアホースの中を、エアーポンプの音が伝わります。

近年では「外掛け式」「投げ込み式」共に静音タイプのポンプが主流です。10年前と比べるとずい分と静かになりました。

水流がメダカの負担になる

メダカは強い水流を嫌います。もともと自然界では、田んぼや水流の弱い場所で暮らしています。メダカが一生懸命泳いでいる状態は水流が強すぎです。

調節機能のない投げ込み式フィルターの場合、コックやパイプユニットで水流の強さを調節した方がよいでしょう。

外掛け式フィルターの場合は水量調節のつまみで調節します。

» パワーアップパイプでろ過能力をアップしつつ水流をやわらかに!メリットと注意点

» 【GEX(ジェックス)スリムフィルター】初心者にオススメの理由とメンテナンス方法

止水飼育のメリットとデメリット

メリット
デメリット
  • フィルター交換の費用がいらない
  • ポンプの音がない
  • 水流がない
  • 飼育水が汚れやすい
  • 油膜が発生しやすい

私はろ過フィルターを使わない「止水飼育」を長年していた時期があります。

メダカはろ過フィルターなしでも飼育できますが、止水飼育ではいくつかの注意点があります。

メリット

止水飼育のメリットは、ろ過フィルターのデメリットがそのままメリットになります。

  • フィルター交換の費用がいらない
  • ポンプの音がない
  • 水流がない

その代わり、下記のように水質に影響するデメリットも起こりやすくなります。

デメリット

  • 飼育水が汚れやすい
  • 油膜が発生しやすい

止水飼育では、水質管理をサボると飼育水をきれいに保てません。メダカを健康的に育てるために定期的な水換えが必須です。

また、飼育水がよい状態でないと油膜が発生しやすくなります。油膜とは水面に幕を張る、主に餌の油分や死んだバクテリアのタンパク質です。

油膜が張ると水に酸素がいきわたらなくなるので、メダカや水質を良好に保ってくれる好気性バクテリアが酸欠になるおそれがあります。バクテリアが死ぬとさらに油膜が増えるという悪循環になります。

予防するには、水草を適量入れて水槽内の酸素量を増やしたりします。

メーちゃん

油膜はティッシュペーパーを水面に広げ、取り除くと除去できます。

■水換えの方法(準備中)

過密飼育に注意

■過密になっている水槽の図(準備中)

メダカの飼育では、メダカ1匹につき1Lの水が基本です。それを超えると水質が悪化しやすくなり、酸欠や病気などトラブルの原因になります。

コケ取り用にヤマトヌマエビなどを入れる場合は、もっと余裕をとる必要があります。余裕がないと過密飼育になってしまい、水質がきれいに保てません。

初心者はろ過フィルターの使用がオススメ

メダカはろ過フィルターなしでも飼育できますが、初心者の方や忙しくて手間をあまりかけられない方は、ろ過フィルターの使用がオススメです。

水質をきれいに保てないと、メダカの病気のリスクが高まります。ろ過フィルターは費用がかさみますが、リスク回避の方法として有効です。

メダカにとって快適な環境を与えるため、ろ過フィルターを活用してみましょう。

オススメのろ過フィルターについては、下記の記事で詳しく解説しています。

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