メダカを購入する際にオスとメスを見分けられると、自分で選べるので役に立ちます。
メダカの繁殖でペアリング(交尾させるメダカのマッチング)をする際にも、オスとメスの見分けが必要です。
また、購入する際は病気や弱ったメダカも選ばないことが必要です。特に初心者は、病気のメダカを治療するのは大変なので、あえて購入するのはオススメできません。
ただし、通信販売での購入の際はお店におまかせとなります。
この記事では、オスとメスの見分け方とメダカの病気の見つけ方を解説していきます。
ほとんどの場合は店員さんが選んでくれますが、ご自分で選びたいときはぜひ参考にしてください。
メダカの部位の名称
メダカの体には上図のような名称が付けられています。
メダカのオスとメスの見分け方
一般的な体型のメダカは、ひれに注目すると見分けがつきやすいです。
このサイトで初心者にオススメしているメダカは、この記事の方法で見分けがつきます。
- 楊貴妃メダカ
- 幹之メダカ
- クロメダカ
コツをつかめば簡単に見分けられるようになりますよ。
メダカのオスの特徴
メダカのオスは、尻びれが長いのが特徴です。また、背びれが少し欠けています。
メダカのメスの特徴
メダカのメスは、尻びれが短めです。背びれは欠けていません。
メスは、繁殖期には、腹部が膨らんで卵を産みます。卵は、水草などに付着します。
ほとんどの場合、オス・メスの違いは、尻びれの長さで判断できます。
メダカの病気の見つけ方
購入するメダカはお店で管理されているとはいえ、病気がないとは言い切れません。この章ではメダカの病気の見つけ方について解説します。
自分で見て購入するときの参考にしてください。購入してきたメダカが病気だった場合にも早く気付けます。
病気の症状を知ろう
メダカが病気になると、様々なサインが現れます。よく観察して、病気を見逃さないようにしましょう。
行動の変化で見分ける
下記のような場合は病気の可能性があります。購入を避けましょう。
- 元気がない
- お泳ぎ方が弱々しい
- 立ち泳ぎ
食欲がない、水面に浮いていることが多い場合も、病気のサインです。
体表の異常で見分ける
メダカの体表に異常がある場合も、病気の可能性があります。
例えば、白点病という病気では、体表に白い点が現れます。また、水カビ病(綿かぶり病)という病気では、体表に白いカビが生えます。尾びれがボロボロになる尾ぐされ病もあります。
呼吸の変化を観察する
メダカが呼吸をする際に異常がある場合も、病気の可能性があります。
例えば、呼吸が浅くなったり、急速に呼吸が早くなったりする場合があります。また、エラが赤くなったり、腫れたりする場合もあります。
メダカの主な病気の症状
メダカが罹る主な病気には次のようなものがあります。
- 白点病
- 水カビ病(綿かぶり病)
- 尾ぐされ病
白点病
白点病では、体表に白い点が現れます。白点病は淡水魚に発生する寄生虫病で、白点虫が原因。
治療には魚病薬を使用します。重症になると体全体を覆うため、早めの処置が大切です。
水カビ病(綿かぶり病)
水カビ病は、水中の水カビの胞子が原因。綿のような白いものが体表に現れます。
体表の傷や水温の低下によって起こりやすくなります。
尾ぐされ病
尾ぐされ病はカラムナリス菌が原因の病気です。主に尾びれがボロボロになり、死ぬ場合もあります。
治りにくいので、魚病薬で早期の治療が必要です。
メダカの病気の治療について
メダカの病気の治療については、ネット上に様々な情報があります。しかし、間違った情報も出回ることもあるため、まずは観賞魚専門のお店やメダカ店に聞いてみるか、以下の魚病薬メーカーのサイトを参考にすることをオススメします。
まとめ
メダカのオスとメスの違いは、ひれを見ると分かりやすいです。特に尻びれの長さは分かりやすいので、違いを見つけやすいです。
病気は、泳ぎ方や体表の異常で見分けることができます。メダカを購入するときには、よく観察して購入するようにしましょう。
もし病気のメダカを購入してしまったときは、病気早期に適切な治療を行うことが、メダカの健康を守るために必要です。